キャラシーで人物造形(4)




 ではキャラクターを作ってみましょう。
 立方体の形をした、六まで目のある、普通のサイコロを用意してください。そして、それぞれの欄について振り、各数値を決定します。例えば「情動−非常」でサイコロを振って「5」ならば、左から数えて五番目なので、「情動2」ということになります。
 これで性格が決まったはずです。

 数値の強さですが。1ならば、そうした傾向がある。2は、かなり強い。3になると、人として生活を送るのにも不都合なくらい極端だということになります。
 ちなみに、「0」つまりは「普通」がないのはボクの意図的なものです。我慢してください。

 元となる性格を決めたら、他の細部を考えるわけですが。その前に、《クラス》を決めておきましょう。
 《クラス》とはRPGでいうところの職業。その登場人物が物語内でどんな社会的立場にあるか。どんな社会集団に所属しているか。社会的にはどういう風に見られているか。ということになります。

《例》
部活、会社員、家族、出身地、職業、王に忠誠を誓う者たち、あなたが好きなゲームの世界の住人、能力者、種族

 複数のキャラクターを作った場合にクラスが同じということは、誰も彼もが似た能力になってくるということでもあります。すると、どう個性を出すかは性格次第。
 ある性格である、とは。クラスの中でどんな立場かということも同時に決定します。
 例えばサッカーチームの中にいて、サッカー選手だというのは個性になりません。サッカーチームの中にいて、明るい性格だということは、ムードメーカー的存在というように。
 外界と内界との衝突により、人となりというものはできあがってゆくものなのです。


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