プロットノックをやろう その4 お話を作ってみよう |
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さて作ったカードを並べたら、さっそくストーリーを作ってみましょう。 最初は、多くの数をこなすことだけを考え、進めることだけを意識しましょう。きっちり清書・推敲なんてしなくても構いません。 なにせ練習なのですから。面白いストーリーなんて目指す必要はない。いっそのこと、スプレッド通り・時系列通り・カード通りのストーリーを考える必要性すらないのです。 きっかけも、過程もどうであれ、ともかく結果的にストーリーが思いつけば良いのですから。 あっ、ただし作成するストーリーの内容は「ぼく」や「わたし」といった一人称ではなく、「彼」や「彼女」といった三人称を使ってください。 また「剣と魔法」とか「ファミリードラマ」など、どのようなストーリーを作るのか。あらかじめジャンルを決めてから、プロットノックをやってください。一回一回、ジャンルをバラバラにしないこと。 以上の理由は後述します。 というわけで実際に《はまタロット》によるプロットノックをやってみた実例をひとつ挙げてみましょう
「解放」の「法」だから、じゃあ束縛された状態があったんだな。奴隷解放ということにしておこう。なら「対立」は奴隷解放の反対運動で、《援助者》が「蛮行」だから、その反対運動が強硬に行われているということにしておく。すると《敵対者》が余ったなあ。《結論》の「祝福」もどうしよう。「病」とは悪い状態になるということだから、悪くなる方向に祝福されるということにしよう。 ……と、そんな感じで作ってみました。ねっ、簡単でしょう? あとは自分で実際にやって慣れろ! |