他に類を見ない企画を立てよう その2 オリジナルの仮面ライダーを 作ってみよう |
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さて企画練習のため、皆さんには今回、オリジナルの仮面ライダーの設定を作ってもらいます。といっても、いわゆる日曜の朝にテレビで放送していそうな、いわゆるニチアサヒーローものなら、仮面ライダー以外でも結構です。例えば、戦隊もの、メタルヒーロー、ウルトラマン、プリキュアなどなど。好みによってはアメコミヒーローでも構わないでしょう。 ただ、最もやりやすいと思われるのは、仮面ライダーだと思われます。まあそこは自由で。ただしヒーローものの設定を作るに当たって、幾つかの条件があります。以下にその条件について説明しましょう。 【その1】 日曜朝のヒーローものを視聴するのは、基本的に小さな子供たちです。ですから作る設定は、子供でも理解できるよう分かりやすく。贅沢をいうなら、一目で特徴が把握できるくらいシンプルにお願いします。 【その2】 ヒーローというものは、子供たちにとって憧れの存在。もちろん格好良くなければいけません。 特に必殺技なんて、痺れるくらい格好良くお願いしますね。 【その3】 手強い敵がいてこそ、ヒーローの強さも引き立つというもの。すると、ヒーローと戦う敵たちにも、悪としての魅力が欲しくなります。敵の設定も考えましょう。すると、色んなことを考える必要がでてきます。 なぜ敵は人々を襲ったりと、悪いことをするのか。 なぜヒーローは敵と戦っているのか。敵とヒーローとの関係はどのようなものなのでしょうか。 何者かが暴れ回って社会秩序を乱すようならば、真っ先に警察や軍隊などの、国家権力が介入するはず。なのに、なぜヒーローが警察や軍隊の代わりに戦わないといけないのか。社会との兼ね合いはどうなっているのでしょうか。 敵味方ともに、全ての要素に不自然なところがなく、一体となるようにしてください。 【その4】 この条件が難しい。けど大切な条件になります。あなたの作るオリジナル設定は、過去の既存シリーズと重複しないようにしてください。 とはいっても厳粛にやっては、なーんにもアイデアが浮かばなくなってしまうので。自分なりの違いをアピールできるポイントがあるなら、仕方なく合格とします。 【その5】 ヒーローもの番組とは、オモチャの販促であるという側面も持っています。販促であるからには、思わず子供たちが買いたくなる、魅力的なオモチャ展開も欲しいところです。関連グッズも考えましょう。 商売のためですからね。自分の書きたいこと、モチベーションによってだけ書くのではない。クライアントの要求に応えることも大事です。 さて以上の条件を満たしながら、設定を考えるとなると、どのくらいの分量にすべきでしょう。たくさん、細かく決めるべきか。少なくて充分なのか。 これは次章でお教えしましょう。 |